円形脱毛症の種類と特徴

円形脱毛症が何個もできた!なんてこともあります

ここで、円形脱毛症の種類を簡単に紹介しておきます。頭髮の一部分が、円形あるいは楕円形に丸く穴があいたように脱毛する円形脱毛症は、「単発型円形脱毛症」と呼ばれています。数力所脱毛するタイプを「多発型円形脱毛症」と言います。

 

「多発型円形脱毛症」はいくつもでき、ある部分が治ったらまた別の部分が抜けるというのを繰り返すタイプです。後頭部から側頭部の毛の生えぎわから不規則な形をした脱毛斑が多発し次第に融合してくる型で、アトピー素因を持っていると難治性になるタイプを「蛇行状脱毛症(オフィアシス型)」、頭全体の髪がすべて抜け落ちてしまうタイプを「全頭脱毛症」

 

さらに、頭髪だけでなく眉毛からまつ毛、腋毛や陰毛などの体毛までが脱毛し、全身のあらゆる毛が抜けてしまうような場合を、「汎発性脱毛症」と呼んでいます。

 

単発型、多発型の円形脱毛症の特徴

  • 前兆もなく、突然、1個または数個の脱毛が起きます。
  • 手のひらくらいまでの大きさで、円形または楕円形で境界がはっきりわかる。
  • 脱毛部と有毛部の皮膚表面温度を測定してみると、脱毛部は有毛部よりも体温が低い
  • ハゲた周囲の毛を引っ張ると簡単に抜ける。ほとんど痛みを感じない場合は、脱毛部が拡大し、抜けなくて痛いような場合は、進行がストップする。
  • 抜け毛を調べると、毛根部は極度に萎縮して、針のように細く尖っていたり、切れ毛であったり、毛根部に向かって細くなり、毛根部で再び毛球を形成しているようなタイプのものが見られます。

 

円形脱毛症は他の脱毛症と異なり特徴があるため識別は比較的簡単です。ただ時として、薬剤性の脱毛や、内分泌障害、代謝障害、膠原病、梅毒などによる、一見、円形脱毛症に似たような脱毛がありますので、医師による診断も受けることをお勧めします。

 

例外もありますが、円形脱毛症は原則的には治療することが可能な脱毛症です。症状の軽い単発型では、特別な治療をせずに放っておいても自然に治ってしまうこともあります。10円玉程度のものが1-2個できるものと比較すると、多発型、多発性続発型、全頭脱毛症になるほど悪性の場合が多いため、治療には長期間を要することが多くなります。

 

最近の研究では、女性の全頭脱毛症でも、非常に短期間に快復するタイプの「急性びまん性脱毛症」があることや、生まれた時から円形や全頭脱毛になっていて、繰り返すタイプの「先天性円形脱毛症」というのがあることも報告されています。